ハウツーは、できるようになる方法です。
ノウハウは、コツ、解説書、テクニックなど、その人個人が経験して身についた「こうしたらこうなる」という再現性のある方法のことです。
ハウツーは基本マニュアル、ノウハウは基本が理解できたあとの「使いこなす方法」で、感覚とか感触とか、独自性がでる部分ですね。
たとえば、車なら「エンジンのかけ方、ブレーキとアクセルの踏み方」がハウツーで、「ブレーキを踏むタイミング、アクセルの踏み具合い」などが、ノウハウです。
恋愛なら、恋人が見つかる方法がハウツーで、付き合うコツがノウハウです。
ハウツーは同じであっても、ノウハウは伝える側の経験による独自のコツのため、使いこなせるかどうかは、受け取る側で個人差が生じます。
まず、難しく感じたり、イライラしたり、嫌悪感があるなら、自分の好きな人を選ぶほうがいいです。
途中から嫌になったら、あっさり乗り換えてしまえばいいのです。そして、仮に誰に習ってもうまくいかないときに初めて「自分原因説」を取り入れてみればいいと思います。
教え方が下手な人にどうして自分は毎回あたるのか?
どうしたら教え方が上手な人に出会えるのか?
たとえば、否定するために話を聞く人と、理解するために話を聞く人は、前者の場合、誰に出会ってもノウハウは身につきません。なぜなら、「自分の考えのほうが正しいことを証明する」ことが目的になっているからです。
では、なぜ、うまくいく方法を習っているのに、自分のほうが正しいことを証明しなければならないのでしょうか?
自分のほうが正しいのであれば、わざわざ相手に証明しなくても、その信じている正しい方法をやり通せばいいのです。とするならば、最初から習わなくてもいいということがわかります。
習うという本質は、やり方がわからない、今までのやり方でうまくいかないから習うのではないでしょうか?
ということは、今までの考え方や癖を変えていかないといけないということです。
ということは、「自分の考えのほうが正しいことを証明する」のは、本末転倒ではないでしょうか。
あなたが途中まで習ったことは、習う人が変わっても無駄にはなりませんし、経験がなくなることは一生ありませんが、セミナージプシーになっているのなら、「自分原因説」を取り入れてみることを強くお薦めします。
何を習うか、ではなく、それを誰に習うか。
何、ではなく、誰。
マーケティングと同じで「ターゲット」、つまり相手が一番重要なのです。
何を言われたかではなく、それを誰に言われたかで受け取り方は変わります。
思考は「何を誰に」ではなく、「誰に何を」がブレたら、目標は達成しません。
「誰かを信じる自分を自分は信じている」
それを「自信」といいます。
人を信じる自分を信じることが、全ての大前提です。
習ううちに自信がついてくるのは、その人を信じる自分を信じているからですね。
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